木村仁士鹿児島県商工労働水産部次長（左）、岩元孝一郎イワテックアグリカルチャー株式会社代表取締役（中央）、田中良二薩摩川内市長（右）

令和７年８月５日（火）、薩摩川内市役所でイワテックアグリカルチャー株式会社との立地協定調印式が行われました。

イワテックアグリカルチャー株式会社は、「再エネ×農業」をテーマに、令和４年に、長崎県において設立した会社です。

令和６年４月、薩摩川内市永利町内において，菌床しいたけの生産・販売を開始しました。生産した製品は、現在、薩摩川内市のふるさと納税の返礼品としても採用されています。

今回の工場建設は、現在、長崎県から仕入れている菌床を、鹿児島県で製造するため計画されたものであり、輸送コストの約８０％並びに菌床仕入に係るコストの約４２％削減により、更なる生産体制の強化とともに、製造した菌床は、九州管内のしいたけ生産者にも販売する予定です。

併せて、同社は薩摩川内市のSDGsチャレンジパートナー制度の登録企業であり、本工場において、発電設備によって再エネ100％（RE100）による生産体制の構築を目指すほか、菌床しいたけの生産技術を体系的に指導できる教育体制を整備し、地元出身者を中心に、若手の農業従事者の雇用・育成も行うこととしています。

これにより、地域における雇用の創出はもとより、地域産業の浮揚発展に大きく貢献するものと期待されます。